昼前のカイロの街をハイスピードでかっ飛ばす銀のセダンは、ある大きな橋の真ん中あたりで路肩に寄せて停車した。 颯爽と車から飛び出して、食いつくように橋の柵にしがみついた俺の目の前に広がったのは、世界最長級の大河川、ナイル川だ。国土の大部分を砂…
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